ローターアクトの方針に関する最近の変更について

2019年規定審議会は、国際ロータリーの組織規定を改正し、その結果、ローターアクトクラブが国際ロータリーの加盟クラブに含まれることとなりました。4月のこの画期的な決定後、マーク・マローニーRI会長は、ローターアクターとロータリアンから成る「Elevate Rotaract Task Force(ローターアクト地位向上タスクフォース)」を任命しました。同タスクフォースは、ローターアクトの新しい立場をより正確に反映する方針を提案します。同タスクフォースによる話し合いのあらゆる段階で、ローターアクターが会員として求めるものを知り、また、調査や討論グループを通じて重要な方針の決定に加わるあらゆる機会をローターアクターに提供することが重要な目標とされました。

2019年10月理事会会合でのローターアクトについての重要な決定事項

2019年10月、国際ロータリー理事会は、「Elevate Rotaract Task Force」 の推奨に応じて、ローターアクトに関連する方針に複数の変更を加えました。詳細は、以下をご覧ください。

ローターアクトに関する大きな変更事項と、この変更による影響についての「よくある質問」は、以下の通りです。
「ロータリー章典」への変更事項(2020年7月1日から有効)

  • ローターアクトクラブは、スポンサークラブ(提唱クラブ)の有無に関わらず新しいクラブを設立できるようになります。
  • ローターアクトクラブは、ほかのローターアクトクラブをスポンサークラブとして選ぶことができるようになります。
  • ローターアクトクラブには、18歳以上のすべての若い成人が入会できるようになります。
  • ローターアクトに関する方針は、第5章「プログラム」の部分から移され、改訂後の第2章「クラブ」の部分に記載されます。
  • 方針に関する変更事項に基づき、「標準ローターアクトクラブ定款」ならびに「推奨ローターアクトクラブ細則」が改定されます。
  • すべての地区委員会にローターアクターを加えることがロータリー地区に奨励されます。

その他の重要な決定事項

  • ローターアクターは今後、人頭分担金を支払うことになりますが、その額と支払い開始時期は未定です。
  • RI会長、RI理事会、ロータリー財団管理委員会は、ローターアクトの関連事項について、ローターアクターがどのように助言するかを検討する必要があります。
  • 国際ロータリーは、ローターアクトの目標を次のように設定しました。
    • 2022年までに、ローターアクターの数(国際ロータリーに報告される数)を100%増やす
    • 2022年までに、それらの報告されたローターアクターのうち、ロータリークラブに入会した人の数を20%増やす
    • 2029年までに、ローターアクターの数(報告される数)を100万人に増やす

よくある質問

これらはどのように決定されたのですか。

数年にわたり、理事会、管理委員会、各種委員会、また世界中のロータリアンとローターアクターの間で、どのようにローターアクターの立場を高め、どのようにローターアクトクラブをロータリークラブの奉仕のパートナーと認識するべきかが話し合われてきました。ローターアクターはこれまで、RIのローターアクト委員会やローターアクト大会前会議、またオンライン調査や討論グループを通じて、理事会にアイデアを提供してきました。今回の決定は、これを反映したものです。

ロータリーではこれまでに、ローターアクトが単なるプログラムではないことと、ローターアクターがより大きな柔軟性、リソース、支援を求めているということについて、多くの人から意見が寄せられていました。また、ローターアクターはクラブ、地区、多地区合同で素晴らしい活動を行っており、それについての認識を高めるべきだとの声が多く出ています。ローターアクトクラブを正式に国際ロータリーの加盟クラブとすることを決定した2019年規定審議会後、会長は、ローターアクトの新たな立場を反映する方針と、ローターアクターが開放性、革新性、柔軟性を体験できるようにする方法について話し合う「Elevate Rotaract Task Force(ローターアクト地位向上タスクフォース)」を任命しました。

これらの決定はなぜなされたのですか。

ロータリアンとローターアクターは、ロータリーファミリーとして、行動人として、ロータリーの新しい「行動計画」での欠かせない存在として、ローターアクターの重要性を話し合ってきました。これらの重要な決定は、ローターアクトクラブの現在の傾向を反映し、ローターアクトをロータリークラブと並行して加盟クラブとし(独自性、クラブ文化、会員の特典は異なる)、ローターアクト内でのより大きな柔軟性、革新性、多様性を奨励するものです。

これらの変更事項は、すぐに実施されますか。

いいえ。「ロータリー章典」への変更事項は、2020年7月1日から有効となります。これにより、変更事項についてクラブと地区で確認し、話し合う時間を持つことができます。変更事項の実施には時間を要するため、クラブと地区には、細則を改定する計画を立て、徐々に変更事項を取り入れていくよう奨励しています。

ローターアクトについての方針はどこに記載されていますか。

2020年7月1日より、「ロータリー章典」第2章「クラブ」に第12条「ローターアクトクラブ」が追加されます。現在、第5章「プログラム」部分の41.040.項にあるローターアクトに関連する方針は、2020年7月1日以降削除されます。

変更実施前に、変更事項を確認することはできますか。

はい。現在、改定された方針を確認することができます。変更事項についてクラブや地区のリーダーと話し合いましょう。ご質問は rotaract@rotary.org にお問い合わせください。

ローターアクト定款と細則は、いつ改定しなければなりませんか。

「標準ローターアクトクラブ定款」も、2020年7月1日に改定されます。改定できるのはRI理事会のみです。「標準ローターアクトクラブ定款」は、活動中の全ローターアクトクラブに自動的に適用されます。また「推奨ローターアクトクラブ細則」も同時に改定され、クラブには、それぞれのニーズに合わせて細則をカスタマイズすることが奨励されています。

ローターアクトの会員年齢の上限が取り除かれたのはなぜですか。

ローターアクトクラブは今後も、若年層の社会人を対象とします。ローターアクトの会員年齢の上限を取り除くことで、会員は年齢に関係なく自分が望むクラブ体験を選べるようになります。現在の方針では、ローターアクターがロータリークラブへの入会に誘われる前に、あるいは入会への心構えができる前に、ローターアクトから退会しなければならないということが頻繁にあります。これは、ローターアクターのロータリー離れにつながります。

ローターアクトの会員年齢を30歳までとする制限については、地域によって受け止め方が異なります。会員が年齢制限の引き上げの必要性を感じている地域がある一方で、引き下げを望む地域もあります。ローターアクト地域向上のためのタスクフォースと理事会は慎重に検討した後、ローターアクト退会時期をローターアクター自身が決める柔軟性を提供することが重要であると判断しました。調査したローターアクターの大多数は、年齢制限を削除することで、クラブでの体験が変わることはない、あるいは改善されると考えていることがわかりました。また、ロータリークラブ入会への意向も変わらないという声が聞かれました。

ローターアクターには今後も、ロータリアンとなることを呼びかけていくのですか

はい。これは変わりません。ローターアクターには今後も、自分が望むクラブ体験ができるロータリークラブにいつでも入会することを呼びかけていきます。ロータリークラブは、例会や行事、奉仕プロジェクトでローターアクターと定期的に協力を続けていきます。また適時にロータリークラブへの入会をローターアクターに勧めていくことも従来通りです。ローターアクターは、ローターアクトクラブ会員であってもロータリークラブに入会、あるいは新たにロータリークラブを設立することができます。

ロータリークラブは今後も、ローターアクトクラブのスポンサークラブ(提唱クラブ)となることはできますか

はい。2020年7月1日以降、一つまたは複数のロータリークラブが、あるいはほかのローターアクトクラブがローターアクトクラブを提唱できるようになります。また、スポンサークラブなしでローターアクトクラブを設立することも可能になります。これによりローターアクトクラブは、柔軟にそれぞれのニーズに最適な協力関係をスポンサークラブと築けるようになります。

ローターアクトクラブは、ほかのローターアクトクラブを提唱できるようになりますか。

はい。2020年7月1日以降、ローターアクトクラブは、ほかのローターアクトクラブのスポンサークラブ(提唱クラブ)となることができます。これによりローターアクトクラブは、柔軟にそれぞれのニーズに適したスポンサークラブと関係を築けるようになります。また、地域社会を基盤とするローターアクトクラブは、大学を基盤とするローターアクトクラブのスポンサークラブとなることが奨励されます。

これらの変更事項は、ローターアクトクラブでの体験にどのような影響をもたらしますか。

これらの変更事項によって、ローターアクトクラブでの体験に必ず影響がもたらされるということはありません。ローターアクトクラブには今後も、ロータリークラブと協力し、地元と海外で革新的かつ持続可能な奉仕プロジェクトを計画し、若い社会人の会員にリーダーシップ育成と職能開発の機会を提供するよう呼びかけていきます。ローターアクトクラブは、より柔軟にそれぞれのニーズに合わせて会員の活動を立案し、若い社会人ネットワークの幅を広げ、多様な考え方や職種、才能を融合するような関係をクラブと築いていけるようになります。

これらの変更事項は、ロータリークラブでの体験にどのような影響をもたらしますか。

これらの変更事項によって、ロータリークラブでの体験に必ず影響がもたらされるということはありません。ロータリークラブには今後も、ローターアクトクラブを提唱し、ローターアクトと手を結び奉仕プロジェクトを計画することや、協力と指導を通じてリーダーシップ育成と職能開発の面でローターアクターを支援していくことが呼びかけられます。ロータリークラブは、それぞれの地域社会でローターアクターとともに活動し、新しいローターアクトクラブの発展を支援し、適時にロータリークラブへの入会についてローターアクターに呼びかけていきます。

ローターアクトクラブは現在、RI会費を支払う必要はありますか。

いいえ。まだ必要ありません。理事会は、ローターアクトクラブの人頭分担金の支払いに同意しましたが、決定を行う前に、ローターアクトの会員調査の結果を慎重に検討します。理事会は今後も、適切な金額、徴収時期、人頭分担金と引き換えにローターアクターが受けるリソースや支援について話し合いを進めていきます。今後、徐々に変更が加えられていくでしょう。

ローターアクトの会員目標がなぜ既に立てられているのですか。

クラブの成長と繁栄に向けて目標を立てるのと同様に、ローターアクト全体としての会員目標を立てることは、ローターアクトの今後の成功のために必要不可欠です。ローターアクトの世界的影響について理解し、より多くの若い社会人にローターアクトを通じて奉仕とリーダーシップに従事してもらうためにも、クラブと地区に大きな目標を立てるよう呼びかけることがこれまで以上に重要です。

ローターアクターが、RI理事会または管理委員会の役員となる、あるいは助言をできるようになるのですか。

理事会と管理委員会は、ローターアクトの意見を重視した上で、RI会長が各種委員会にローターアクターを任命することを推奨しました。理事会と管理委員会は、今後ローターアクターがより直接的に関与していく方法について引き続き話し合っていきます。